天知る地知る子知る我知る

これは中国後漢時代の高級役人のお話です。当時の中国は賄賂(わいろ)が当り前。ところがある高級役人は地方へ立ち寄った際、 誰も居ないところで地方役人からお金を渡されそうになりましたが、それを断りました。

 

この地方役人は、高級役人に前々から才能を認められており、自分が出世できたことへのお礼の意味を込めてお金を渡そうとしたのですが ・・・。この高級役人は「とんでもない!」と言って固く辞退。しかし地方役人は「誰も居ないから」と付け加えましたが・・・。高級役人は 「天知る地知る子知る我知る」・・・。 「 誰も居ないわけではない、 天が居て地も居る、そしてあなたと私がここに居るではないか」と ・ ・ ・ 。

地方役人は恥ずかしい思いをしてお金を引っ込めたということですが ・・・。

この天とは仰ぎ見る空であり宇宙。地はこの地球。そしてその間には人間が居て、天と地と人が一体化していることを表している言葉でもあるのです。