適職を考える
仕事とは
「仕事とは、自分で作り出すものであって、選ぶものではない」というのが算命学の考え方です。算命学は自力運的な考え方が主流です。そのため「仕事を選ぶ」ということは、受動的であり他動的な行為であると考えます。
「自分が東(社会)に出て行って、自力で運を掴む」・・・それが仕事です。
どんな職業であっても、自分を活かす活かし方が必ずあるはずです。それが運を掴むことであり、自分の仕事となるのです。
適職とは
適職とは「人生の突破口」あるいは「未来への突破口」となるものです。
社会に出て適職を得ることは、運を掴むためのスタートラインに立つことになります。
そしてその職業は、現実的にも精神的にも満足を得られるものでなければなりません。それが適職です。
現実に納得できるだけの収入を得られるのか、そしてその仕事は生き甲斐にもなるのか、ということです。同時に両方を満足させる仕事なのか、それともどちらか一方を先に満たし、もう一方に移行していくのか・・・。いずれにしても、満足し納得できる仕事であれば、運を掴むためのスタートラインに立てるのです。
適職は人それぞれですが、宿命からも考えることができます。
適職を考える方法はいくつかありますが、まず東の星を稼働させるという方法があります。
人体図の東は「有形(現実)の未来」の場所です。東の星を稼働させることで、現実的な満足を得ることができます。つまり東の星は、経済や地位を得るための星となります。適職そのものではありませんが、稼働させることによって現実的な満足を得るための第一歩とはなります。
そして現実的な満足が精神的な満足になる人もいますが、誰もがそうとは限りません。満足する収入を得ても、生き甲斐となる仕事をしたいという人もいます。生き甲斐や夢を持てるということでは、「無形(精神)の未来」の場所である南の星を稼働しなければなりません。
この両方を満足させてくれる仕事が適職となりますが、東の星と南の星が比和であれば同時に両方が満足できるでしょう。しかし東と南の関係においては、相生であったり相剋であったりする場合の方が多くあります。そうなればどちらかを優先させる、あるいは年齢を重ねるにつれどちらかに移行するということもあります。
また育った環境によって、どちらかの星を先に稼働させるという方法もあります。
これらの考え方は、あくまでも忌神ではないということが前提です。もし忌神であれば、その仕事は好きにはなれず、運を掴もうとする意欲も湧きません。それでは適職とはなりませんから、他の方法を考えなければなりません。
他の方法としては、「主星」の意味合いで考えたり、「守護神」で考えたり、またあるいは「才能を発揮する星」で考えたりもします。基本的には陽占で考えますが、その方法も様々あります。
また完全格やそれに匹敵する特殊な格であれば、それに相応しい仕事を優先させる方が運を掴みやすいということもあります。
そして形態としては、独立に向くのか、それとも組織の一員として働く方が良いのか、また独立であれば単独か共同かということもあります。
それ以前に、家業があれば家業を継ぐ方が良いのかということもあります。
「社会に出て運を掴む」ためのスタートラインに立つ方法は、細かく考えれば個々の宿命の数だけあるとも言えるのではないでしょうか。
人間には五本能が具わっています。その本能が配置される場所は五方向。東はそのうちの一つですから、当然稼働させなければなりません。
人は仕事以外でも社会と関わるようになっています。そして社会と関わることで運を頂いているとも言えるでしょう。そういう意味では、社会と関わろうとしない生き方は、“片肺飛行”で人生を渡るようなものです。運を掴むという以前に、淘汰されても仕方がない生き方となるのです。
<個人鑑定をご希望の方はこちらから>
*お申し込みの際は「着信拒否」の設定がされていないメールアドレスをご記入ください。