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十二支と色
十二支が成立した時点で、 十二支は色とも融合しました。
色には三原色と言われる「青・赤 ・黄」と、 色が全て混ざった黒、 そして色が全くない白を 合わせた五原色があります。この五原色と十二支の各五行の質や方向を組み合わせて考えることで、思想を色で表現することも可能になりました。水性で冬の頂点「子」を北にすれば、 火性で夏の頂点「午」は南、 木性で春の頂点「卯」は東、金性で秋の頂点「酉」は西になります。これらを結ぶ円上に残りの十二支を配置すれば、十二支盤が完成します。
一年は春から始まります。 春(寅 ・卯・ 辰)は東で青、 夏(巳・午 ・ 未)は南で赤、 秋(申・酉・戌)は西で白、 冬(亥・子・丑)は北で黒となります。 そして十二支盤の中央は土性で黄となります。
これにより、祝事になぜ赤白が用いられるのか、 また仏事ではなぜ黒白を用いるのかなど・ ・ ・ 。色の世界と思想が結びつくことになりました。
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